盗難や災害で車体がない！そんな場合の廃車方法とは

盗難されてしまうと手元に車体がない状態になるのですが、それでも毎年自動車税支払いが必要となるため、一刻も早く廃車手続きをしなければいけません。
しかし一体どのようにすると廃車にできるのかが疑問となります。
ではどうすると車体がなくても廃車ができるようになるのでしょうか。

まずは警察に盗難届をしなければいけない

廃車は、本来ならナンバープレートの返却と車体を解体した解体報告日などの情報が必要となっています。
ただ、状況によってナンバープレートがなくても廃車手続きは可能としていますが、普段通りに廃車ができるわけではありません。
ナンバープレートも車体もない場合、盗難届の受理番号が必要としてきます。
受理番号があることでナンバープレートや車体がなくても認めてもらえるようになり、廃車できるようになります。
盗難届は、盗難にあった場所や日時だけでなく、車台番号や車内に積載していた物品などあらゆる情報が必要となってきます。
車台番号は車検証もしくは車を見ないとわからないようになっているため、車検証とともに盗難されるとわかりません。
車を購入した販売店や保険会社の力を借りて、正確な情報で盗難届を出しましょう。

ローン会社が所有者の場合はどうしたら良いのか

自動車は、所有者だけが廃車や売買の権利を持っているため、使用者が勝手に廃車にすることができません。
ではローン会社が所有者の場合どうしたら良いのかですが、まず警察に連絡した後、必ずローン会社にも連絡をしてください。
ローン会社ごと対応が異なってきますが、協力してもらうことができます。
協力してもらい廃車手続きを行うようにしてください。
また、ローンに関して今後のことを決めなければいけなくなってきてしまいます。
特殊事例なので、そのままローンを払い続けるようになる場合もありますが、これもまたローン会社ごと対応が違ってきますので、相談してどうするのかを決めていくようにしましょう。
ローン中は、あくまでも使用者であり所有しているわけではないため、必ずローン会社に連絡をしてください。

一時抹消と永久抹消どちらが良いのか

盗難後の抹消登録で悩んでしまうのが、一時抹消にするか永久抹消にするのかです。
どちらが適している手続きなのかですが、できれば一時抹消にしておくことがオススメです。
盗難された車は出てきないことが多く、見つかったとしても走行できない状態になっていることも多いです。
ですが、中には比較的早く見つかり、ほぼ無傷の状態の場合もあるため、その後走行することが可能です。
永久抹消をしてしまうと、二度とその車は公道を走れなくなってしまうため、でてきても廃車で終わってしまいます。
しかし一時抹消にしておくと、でてきた場合に再登録することで走行可能となります。
万が一のことを考えると永久よりも一時のほうが良いので、一時抹消で手続きしましょう。