廃車、事故車の処分方法をご紹介します。

中古車を買いたいときに事故車の見極め方解説

事故車の見極め方

中古車を購入しようと思った時に、事故車かどうかは大変気になるところです。乗っていてトラブルがあったら怖いですし、将来売却する時のことを考えると不安になってしまいます。ここでは事故車の見分け方について説明していきます。

誤解されがちな「事故車」

中古車を買う時など、事故車かどうかは誰もが気にする部分です。ところがこの事故車の定義について誤解している人も多くいます。一般に言われる事故車とは「修復歴」のある車のことを指し、修復歴とはフレームやピラーなど車の骨格をなす部位9ヶ所のどこかを修正・交換した履歴のことと定義されています。これは日本自動車査定協会などの統一基準で、査定などもこの基準に則って行われます。
特に最近の車はモノコックボディと呼ばれるパネル全体で剛性を確保する構造の車がほとんどであるため、フレームの1ヶ所にダメージを受けると全体が歪んでしまい、完全な修復は困難です。そのため、直進性やハンドリングなど車の性能にも大きなダメージを与えてしまいます。

事故車の見分け方

フレームにダメージを負った場合は、パネルの隙間を確認することでボディの歪みを発見することが可能です。全てのドア、ボンネット、トランクの隙間を確認し、隙間が均一かどうかをチェックします。またルーフとピラーの境目なども確認し、不自然な塗装の新しさや色ムラがないかも確認します。
しかし、ドアをひどく損傷し交換したような場合はフレームにダメージが無ければ修復車とはなりません。これはバンパーやフロントフェンダー、ボンネットなども同じです。ドアの場合はシーラーを、フロント周りはボルト類をチェックし、外された後がないかどうかをチェックします。また、溶接部分も他と比べて不自然に新しかったりきれいだったりする場合は交換歴や修理歴を疑うべきです。これらの部分に交換歴があった場合は、それなりの事故を起こしている可能性が非常に高くなります。

売却も視野に入れる

このように主要部品を交換するトラブルがあったと判断されるにもかかわらず「修復歴」に該当しない車は少々やっかいです。なぜなら、「修復歴」でなければ販売店に告知義務はないからです。しかし、車はちょっと荒く縁石などに乗り上げただけでも全体のバランスが狂ってしまうような、緻密で繊細な機械です。大きなトラブルが起こってしまった後では手遅れになりますし、不安を抱えながら運転をするのは気分の良いものではありません。
大掛かりな最新のフレーム修正機などを備える修理工場でボディや足回りをリフレッシュするという手もありますが、膨大な費用がかかってしまいます。そのため、その状態のまま買取業者に売却した方が早いケースも少なくありません。技術やノウハウを兼ね備えた専門の業者は、問題のある車でも積極的に買取りを行っています。ネットの一括査定などは手軽にできますし、早いうちに見積もりを取って検討してみるのがおすすめです。

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